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映画

『人のセックスを笑うな』井口 奈己監督 2008年 日本

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銀座テアトルシネマのレイトショーでやっていたので、観てきました。
ラブストーリーというよりか、青春の1ページ映画というかんじ?
なんかゆるくて面白そうだったし、蒼井優も出てるし、最近周りの男の子が永作博美を絶賛するので。
話はやっぱりゆるくて、淡々としてるような、ちょっとせつないような、でもそこまで圧倒的に気持ちが動くようなそういうんでもないような、割と好きな部類の映画でした。

しかも、やっぱり永作博美、かわいい。。小さいし、目立つ顔でもないのにピリッと存在感があって、大人なのにこどもで素敵。
なので、後半はすこし若者たち(主人公みるめ(松山ケンイチ)とその同級生)の方に視点が移って、ユリ(永作博美)の出番が少ないのがざんねん。

映画が終わったあと、「こだわりがあるのかもしんないけど、ちょっと長かったよね。」って言ってる人が多かったです。
そう言われるだけあって、特別何かが起きるわけでもない長回しのシーンが多かったかもしれない。特に後半。

ただ、そういう無駄な時間とか、映像の空間的な余白とか、個人的には好きなかんじだったので、満足だなあ。
日常の(特に何かに悩んでいたりするときの)人と過ごす時間って、どこか上の空だったり、沈黙を楽しんでたり、人と居てもただなんとなく手遊びに興じていたり、実際はそういうののほうが長かったりする。
そういうのを全部割愛してストーリーだけドンって見せる映画も面白くて好きだけど、そうじゃなくて、どうせ自然なほんとにありそうな人の気持ちの機微を描く映画なら、そういう余白もいっしょくたに見せてほしいって思うので。

余白だけじゃなくて、会話とかやりとりがすごい自然でリアルだった。映画の途中に(内容とちょっと関係あるような)自分の日常に思いをはせたりしつつ観れました。

立ち位置的にはこないだ読んだ「きょうのできごと」に近いなあ。

今なんかそういうものを求めてるのかも。

映画と関係ないけど、夜の銀座はきらきらしてきれいでした。
さらに関係ないけど、自習室の私の席からは後楽園の観覧車がちょこっとだけ見えて、よーく見るとゆっくりゆっくり回っているのがわかります。
つい、ぼーっと見ちゃう。
映画とかなら2時間以上集中して見れるのに、なんで勉強って15分そこらで飽きちゃうんだろ。
by hiyokodance | 2008-02-17 16:39 | 映画

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